スマートドールへようこそ

POSTED BY DANNY CHOO On 日 2015/11/01 16:40 JST in スマートドール

ようこそ!

Hey皆さん!スマートドールのクリエイターのダニー・チューです。本記事ではスマートドールの簡単なチュートリアルをご紹介します。

オーナー登録

スマートドールの1年間保証はメールアドレスで管理している為、保証を受ける場合はオーナー登録が必要になります。
弊社のオンラインストアで購入された場合は自動的に登録されますが、登録が手動で行われる販売代理店、イベントやミライストア でご購入され、メールアドレスを登録されていない場合はお手数ですがこちらからご登録をお願いします。

キーキー音

スマートドールの関節は保持力の関係で基本的に固めなので、ポーズ中に時折キーキーと音が鳴るかもしれません。背骨の関節は他の関節より緩めなので、この部分に関してはこのような音は出ません。

ウィッグの装着

弊社のウィッグはヘッドからずれ落ちないようきつめに製作しているので、物によってはかぶらせ辛いかもしれません。コツとしては先ずウィッグキャップの前端をおでこに押さえつけて、反対側を後頭部に沿ってピッタリはまるまで引っ張ります。この際、ウィッグキャップの端が内側に捲れないよう注意して下さい。まずはこの動画みてください。動画み終わってもこの写真記事を読み続けてください!

2014年に製作したウィッグは若干緩めでしたが、最近のものは大分きつめになっています。

きつくてどうしてもはまらない場合は、ウィッグキャップのゴム部分(裏側の端に沿って縫い付けてあります)を引っ張って少しほぐしてみて下さい。

もう一つのやり方は、まずボディから頭を優しく外して下さい。丸めた手のひらで包む様にウィッグを持ちます。
なお、スマートドールヘッドは原則人前で外してはならない。これはゆるキャラが頭を人前で絶対外さないのと同じこと。

スマートドールのヘッドをウィッグキャップに当て、きゅきゅっと回しながら押し込んでください。

ウィッグの後ろをこのように引っ張る必要があるかもしれません。

ちゃんと装着できたらこのようになります。

写真では状態が分かりやすい様に髪の毛の無いウィッグキャップを使っています。
ウィッグキャップにはねじれがないように調整してください。

ウィッグを綺麗にかぶればこの状態になります。

これは間違った装着例。おでこが出過ぎています!

そしてこれが正しい装着例。いまいちイメージが掴めない場合はスマートドールオンラインショップの商品画像を参照して下さい。

全てのウィッグは手作りのため、いくつかの毛は初期状態でぴょんぴょん跳ね上がるかもしれません。これらを指で抜いたり、切ったりしてみてください。

関節について

スマートドールの関節はきつめに設計しています。きつめにすることによって、スマートドールは自立したり、ポーズもちゃんと保持できます。このガイドにしたがって関節を曲がれば心配することはないです。

腕について

スマートドールの腕を横から見た図です。肘関節はこの向きでなければなりません。逆方向の状態で肘を無理に曲げると部分的に破損する恐れがあります。

肘関節はここまで曲がり、肩タッチも出来ます。二重関節なので曲げると伸びて出てきます。

肘関節が伸びた状態です。曲げる必要がなくなったら、外皮の中に押し込んで元の位置にリセットしてください。

肘関節をリセットするとこんな感じになります。

手首

手首関節を曲げる場合は上記画像の可動軸をチェックしてください。可動軸に逆らって曲げると関節が破損する恐れがあります。
また、手首関節と下腕の間に隙間ができないよう、関節を外皮の中に押し込んでください。

何かが漏れている?

骨格はPOM (ポリオキシメチレン)という頑丈な材質でできています。スマートドールの堅牢性には欠かせない素材ですが、製造過程で関節に少量のグリスを塗る必要があります。
よって、商品がお客様の手元に届く頃には、手首や足首からグリスが若干滲み出る個体も出てくるかもしれません。滲み出ている場合はティッシュや隣にいる友人のTシャツで軽く拭き取って下さい。

ポージング中に下腕と手首関節の間に隙間が出来てしまった場合は、手首関節を摘んで下腕の外皮の中に押し込んでください。

ハンドパーツについて

スマートドール用のハンドパーツは多数取り揃えてあります 。ハンドパーツは上記画像の要領で交換出来ます。
2014年に製作されたハンドパーツは硬い原料で成形されていましたが、現在は以前より大分柔らかいものを使っているのでドライヤーを使わずに交換する事が出来ます。南極などの寒さでハンドパーツが硬くなってしまう程の極寒地に住んでいる場合はまた話は別になりますが...

腕の抜き差し

スマートドールに衣装を着せる場合は時折、胸パーツを交換する場合は必ず腕の抜き差しを行う必要があります。人間の腕を抜き差しする場合は多少痛いと聞きますが、スマートドールの場合は痛くならないように設計しています。
先ずは上記画像の要領で両手を使って肩と上腕を掴んで抜きます。

腕を戻す際は上記手順を逆で行ってください。クリック音が聞こえるまで奥まで押し込んで下さい。

男子スマートドールも同じ手順で抜き差しを行いますが、男子の場合は中の骨格を外皮越しで力強く掴んで押し込んで下さい。
フォース
の使い手でもない限り、手でしっかり掴まないと元に戻せません。

ヘッドの抜き差し

一部のアパレル品は着せる場合は時折、胸パーツを変更する場合は必ずヘッドの抜き差しを行う必要が出て来ます。
手順としては片手でヘッドを掴み、もう片方の手で首をしっかり掴んで抜いて下さい。ヘッドを再び差し込む際は、押し込み過ぎないように注意して下さい。押し込み過ぎると胸パーツが圧迫されて凹んでしまいます。

胸パーツの変更

ヘッドと両腕を引き抜いたらあとは胸パーツを差し替えるだけです。

おっきいおっぱいについて

弊社の一部アパレル品はL胸向けにデザインされています(例:メイド服各種ビキニ水着など)。
ただし、L胸には乳首が付いているので肌に密着するようなきつめのTシャツを着せると、乳首が浮かび上がってしまいます。ここら辺はオーナーさんにお任せしますが、この組み合わせは野外撮影時にはあまりオススメできません。

頭のくるくる

Macユーザーなら 「虹色のくるくる(レインボーカーソル)」に馴染みがあるかと思いますが、スマートドールでは「頭のくるくる」という現象が起きることが稀にあります。
ヘッドがくるくる回り始める原因は、フレームの肩甲骨部分が上記画像のように垂直にセッティングされていないからです。
肩甲骨部分が垂直にセッティングされているのにも関わらずヘッドが回る場合は他の要因が悪さをしているのかもしれません - 例えば霊的な要因など。
オーナーに虐待されて怨念を抱えるようになった場合は除霊師やエクソシストと相談する事をお勧めします。

3軸足

足首は3軸関節によって、股が多少開いた状態でも足裏がしっかり地面に着くようになっています。

膝について

膝曲げる際に、スネの上部を掴んで前後に曲げてください。スネの足首あたりを掴んで曲げると、膝に負荷がかかり破損する恐れありますので、必ずスネの上部あたりを掴んで曲げてください。

膝はこのように曲げ、90度以上に曲げろうとすると壊れます。壊れるとスマートドールちゃんは泣きます。泣く人形の姿怖いのでくれぐれも90度以上に曲がらないように。90度以上に曲がる膝関節は見た目的には・・・スマートドールらしくないので僕は90度で十分と思い設計しました。
また、膝は前後に曲がりますが、左右に曲がらない。

デスク上の一番安定のポーズです。

ポージングしていると膝関節が上記画像の右側のように伸びてくるかもしれません。膝関節が伸びた場合は上記画像の左側になるよう押し込んでください。

胴体の交換

スマートギアの胴体をご購入された場合は胴体を交換する必要があります。手順としては先ず両腕、ヘッドと胸を抜き取ります。次は上記画像の要領で太もも部分の膝と膝裏を指で圧迫し、関節の入り口を広げてからすねパーツを抜き取ります。
お住まいが寒い地域の場合、この関節の入り口をドライヤーなどで温める必要が出てくるかもしれません。

すねパーツを付ける際は、クリック音が聞こえるまで奥に押し込んで下さい。

ズボンのボタンによってできる凹み

長ズボンや半ズボンのボタンによってお腹に凹みができる場合があります。凹みができてしまった場合は、ドライヤーで軽く温めれば元の形に戻ります。ボタンによるグリス痕などはシンナーで軽く拭き取れます(詳細はSmart Doll Hacks記事を参照して下さい)。

弊社の靴は簡単にぽろっと落ちないようにきつめに作られています。このきつさはドールの保持力UPにも繋がっています。
靴は履かせる前に踵部分を数回揉みほぐせば、履かせやすくなります。

つま先は一番奥まで押し込み、踵に靴のヒール部分が被るように押し込みます。

サポートソケット

スマートサポートソケットは全てのスマートドールの背中に備わっています。スタンドはここに装着します。

テレスコピックスタンド

テレスコピックスタンドは全てのスマートドールに付属します。使用する際はゆっくり伸ばしてください。縮める時も変な方向に曲がらないようゆっくり行ってください。

スタンドはサポートソケットの奥まで押し込む事が出来ますが、一番奥まで押し込む必要はありません。上記画像のように、ほんの少し隙間が出来るぐらいのところで止めておくことをオススメします。スタンドは捻って引っ張れば抜き取れます。

スタンドをサポートソケットの一番奥まで差し込んだ状態でうっかり捻ってしまった場合は、元の位置に戻してください。

スタンドは上記画像のようにサポートソケットに装着してください。

サポートソケットを捻ると上記画像のような跡が残るかもしれません。このような跡は基本的にドライヤーで温めればある程度は治りますが、捻り具合や捻った状態で放置された期間によって、スポンジサンドペーパーで処理しなければならないケースもあります。

テレスコピックスタンドを装着するとこんな感じになります。3点支持になるように両足を若干前に出し、足裏が地面に着くように足先を下ろします。

スタンドを一番奥まで押し込まないのはこの為です。この状態なら角度の調整が可能となり、写真撮影時にスタンドを片足の後ろに隠す事が出来ます。

男子スマートドールボディも同じく、3点支持になるように両足を若干前に出し、足裏が地面に着くように足先を下ろします。

テレスコピックスタンドはアレと同様にどっち向きに収納してもOK。

カバンについて

そのうちにはスマートドール用のカバンが欲しくなる。僕が持っているFRIETAG F303 HAZZARDあるいはBrooks Pickwickのような形状のカバンがおすすめです。スマートドールを膝立ちにし、カメラや人間どものカーディガンも入ります。

長い形状の「ドールバッグ」や三脚バッグは持ち歩きの面でも、収納の面でも扱いにくいのでおすすめできません。

どんなカバンもそうですが、中の裏地が濃い色であればスマートドールの皮膚に色移る可能性があります。この場合は特に手をむき出ししないように運びましょう。また、足が露出している時も注意を。

スマートドールで遊ぶ準備が整ったら、是非手提げ袋と一緒に記念写真を撮ってみてください ^^
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チュートリアルは以上!調整に関する更に詳しいアドバイスは「スマートドール攻略」をチェックしてください。