どんな時でも挫けてはいけない理由

POSTED BY DANNY CHOO On 火 2013/04/23 20:04 JST in ジャパン

どうして?!

人生で悪い出来事を経験した人の多くは己に「どうして、どうして、どうして?!」と問い掛けた筈です。理由さえ分かれば少しは楽になれるので、その出来事が起きた理由も求めた筈です。
理由が見つからなければ気分は更に悪くなり、不公平な出来事だと怒りさえ覚えます。悪い出来事が人や物との絆に関わる場合なら尚更です。

  • 持ち物を何者かに盗まれたみたいだけど、どうして私なの?!
  • 身近な存在に裏切られたけど、どうして私なの?!
  • 全く面識の無い人達にリアル、もしくはネットで袋叩きにされてたけど、どうして私なの?!
  • 進めていたプロジェクトが突然滅茶苦茶になったけど、どうして私なの?!
  • 一年中勉強していたのにも関わらず試験で落とされたけど、どうして私なの?!
  • 病気持ちだった事が発覚したけど、どうして私なの?!
  • などなど...

僕の考えではこういった悪い出来事はこの先人生で遭遇する似たような(或は更に酷い)出来事を乗り越える為の準備運動だと強く信じています。
人生とは大海原を航海する船の船長を務めるようなもので、必ずしも穏やかな海や快晴に見舞われる訳ではありません。

初めて激しい嵐に遭遇する時は、酷く浸水し、舵は破損し、降ろす筈のメインセイルは上がったままでパニックしたり、船が転覆する事だってあります。

翌日に修復可能なボロ船で島に漂着したとします。
辿り着いた島には資源は少ないですが、そこは文句を言わずに使える物でやりくりするべきです。

この状況下で大概の人は弱音を吐いたり、他人に責任を擦り付けたり、状況を口実に諦める者も出て来ます。
典型的な言い訳は「お金が無いから〜が出来ない」です。
このような言い訳は簡単に言える事が出来、短期的には気分が紛れるかもしれません。ただ、長いスパンで考えると人は現状を改善するどころか、状況に妥協し始める体質になるという害があります。
今はその場にあるものでやりくりして、もっと必要な場合は後々調達/作ればいいのです。

ボロ船の話に戻ります。やるべき事は漂着した島にあるリソースでやりくりし、船を修復するだけではなく、同時に船の弱点だった舵等の補強を行う事です。工夫をすればメインセイルを以前より早く降ろすコツを掴む事が出来、あっという間に航海の準備が整います。

再び海に出て人生という旅を続ければ、また嵐に遭遇する事もあります。ただ、今回は補強された船と前回からの教訓を活かして挑む事が出来ます。前回の嵐を経験していなければ決して手に入らなかった教訓です。

今回は前回のようにパニックせず、嵐の中の風向きを把握して進路を取る事ができます。また、浅海は風と波の影響で外海より荒れていて、波も激しくなるという予備知識もあります。ここで「自分ならできる」という自信が付きます。

複数の悪い出来事は私達の意志に関わらず起きる

海にいれば、嵐と奮闘している際に大海蛇が現れ、3時のおやつ代わりに船を喰らおうとする状況が発生するかもしれません。
2つの悪い出来事が重なれば誰もが「どうしてよりによって今なんだよ?!」と思う筈です。

このような状況に直面すると何らかの存在に非常に嫌われているような気もしなくはないです。一度に複数の悪い出来事が起きた場合、信じ難くてもこれらは全て自分の為だという心構えがなければ立ち直るのにも相当な時間が掛かります。

大海蛇は船体の一部を噛み砕き、船は転覆し、また同じ島に漂着するとします。
ただ、今回は前回その島に漂着した時の教訓を活かす事が出来ます。修復に掛かる時間は前回の半分で済み、加えて大海蛇対策として有毒の大赤アリの糞で出来た塗料を船体に塗布。一か八かの賭けですが、一度試さないと分からない事もあります。

悪い事は必ず起きるので上手く付き合え

荒れた海や大海蛇はこの上なく不愉快な存在ですが、自然の一部なので防ぎようがなく、何度でもやってきます。
人生では悪い出来事は頻繁に起こり、増殖します。ただ、人生が何事も起きない退屈で穏やかな航海だとすれば、それは植物状態と同然です。

悪い出来事が起こると希望は失いかけますが、そこで舵を手放し、意図的に船を沈めようとすれば助かる見込みは永遠になくなります。

僕はかれこれ40年近く生きてきて人生は一向に楽になりませんが、過去に起こった悪い出来事からは多くの物事を学べました。また、嵐(悪い出来事/課題)は勢力を増すばかりですが、得られる報酬もより大きいです。これは嵐が訪れる度に諦めずに毎回船を鍛え直し、新たな知恵や技術を駆使した成果とも言えます。

病気は自分も患っています。暫くは落ち込んでいましたが、それで状況が改善する訳ではなかったので、前向きに進み、歩けるうちに人生を最大限に活用する事を決めました。僕はこの決意のおかげで全ての物事に対する価値観が良い方向へと変わり、前進する事が出来ました。
病気の診断を通して学んだ事はどんよりとした雰囲気の中でもポジティヴであり続ける術です。今日迄、そしてこれからも生き続けられるのはこのおかげです。

諦めるのは実に楽です。諦めは悪い出来事が起こった時に痛みから逃れる手段として使われます。とある勇敢な船長は最寄りの南の島に進路を変え、彼女は心地よい楽園で何事も起きない一生を終えたというケースがあります。
僕は何事もない平和な人生をとやかく言うつもりはなく、気にしない人もいますが、皆さんはそれで本当にいいのですか?

悪い出来事は私達が学び、強くなる為に必要な糧

僕はつい最近凄く嫌な出来事をいつものように不意を突かれた形で経験しました。
最初はショックを受けて、怒りを覚え、暫く落ち込んでいましたが、悪い出来事は私達が学び、強くなる為に必要な糧だという信念があったので直ぐに立ち直れました。労力なくして得るものなしです。

この信念は宗教のように物事が自ずと上手く運ぶと信じるようなものではありません。僕は過去に悪い出来事を直面した際、自分がどのように立ち回って学んだかを振り返り、似たような問題への対処法を身に付ける事が出来ました。人は誰でも状況に適応できますが、これは適応する意志がある場合に限ります。この信念は様々な困難を乗り越える上で役に立ちました ^^

悪い出来事があったからといって海の底まで気を落とす必要はありません。悪い出来事は痛みを伴いますが、成長する上では必要な糧だという事も理解しましょう。これさえ念頭に置いておけば何でも乗り越えられます。僕の場合はまだ傷口を癒している最中ですが、幸い船は今も少しずつ進み続けているので次の寄港地でターボエンジンとチタン装甲を搭載する予定です ^o^

強くあれ、そして警戒を怠るな。舵は手放さず、船を沈ませるな。

ちなみに本記事の写真は世界各地で撮影したものです ^^