日本最大級のアニメ/マンガ出版会社のKADOKAWA (ハルヒ、らき☆すた、ソードアートオンライン、艦これ etc)が運営しているアニメ/マンガ/ゲームコンテンツの業界志望者の養成学校「Kadokawa Contents Academy」。
今回、同校では誠に光栄ながら僕がプロデュースしたスマートドールを授業のデッサン人形として使って頂く運びになりました!
多くの芸術系学校では授業に木製のデッサン人形が用いられますが、KCA (Kadokawa Contents Academy)はスマートドールボディの方がアニメ・マンガの授業に適しているという意見を頂きました。
KCAがスマートドールを選んだもう一つの理由はそのポージング性能と外観のバランスにあります。人形市場で出回っている既存品は胴体のど真ん中に関節、肘・膝に二重関節などがあり、ポージング性能に偏っています。
僕が手掛けたスマートドールは胴体の関節を胸の分割線の真下に配置するなど、ポージング性能と外観を両立させたデザインとなっています。外観は重要視していましたが、同類商品には今までなかった三軸関節を足首と手首に採用する事により、股が開いた状態でも足裏がしっかり地面に着く仕様になりました。従来のドールの関節で同じポーズを取らせた場合、足裏は側面しか地面に着きません。スマートドールの詳細はこちら。
KCAがスマートドールを選んだもう一つの理由は生徒達好みなスレンダーな造形にあります。同じ1/3スケールのレジンドールは首に通してあるゴム紐の緊張を支える為に首が太めに設計されています。レジンドール内部のこのゴム紐はボディ全体に繋がっていて首上部で結ばれているので、首は太くなければ強度不足で折れてしまうという理屈です。首は手足と違って中にゴム紐が2本通っているのでより強度が必要です。
他社製のソフビドール(接続方式はゴム紐でなく骨格)はゴム紐の緊張を考慮しなくてもいいのにも関わらずレジンドールの太い首のデザインは受け継いでいます。スマートドールを他社製1/3スケールドールと並べば首の太さの違いは歴然です。
スマートドールは外観を損なわず頑丈に設計されているので学校の一般生徒など、今までドールに触れた事が無い人達でも簡単に扱ってポージングさせる事ができます。
アニメ・マンガは女の子ばかりではなく、男の子も大事!ヘッドと胴体の修正が完了次第、スマートドール永時もKadokawaに提供させて頂きます。
スマートドールのポージング性能を可能にしているのがこのミライフレームです。KCAにはメカデザインの講義向けにミライフレームを提供する予定です。メカデザインの参考として(或いはミライフレームチャレンジの練習用として)欲しい場合はカルチャージャパンストアからご購入いただけます。
上記写真は前回KCAを訪れた時の写真です。シェーディング技法を学ぶ講義で白羽奈尾先生に描いて頂いたイラストが参考資料として使われています。
スマートドールエボニーの量産体制が整ったので今回の台湾出張中は彼女を頻繁に外に持ち出していました。エボニーちゃんは2015年9月(今月)発売予定です!
スマートドールはカルチャージャパンオンラインストアでお求め頂けます。現在はご注文を承ってから1-4営業日以内に発送可能です。